あこままのもやもや日記

2015年春に脳梗塞で救急搬送。原因は脳の難病である「もやもや病」であることが判明。2015年夏に右脳のバイパス手術を受けるが、後遺症で、左半身麻痺=「左片麻痺」に。絶望の淵からたちあがり、リハビリを続け、専業主婦として生活していく闘病、リハビリの記録。明石家さんまの「生きてるだけで丸儲け」が座右の銘。

病院での入浴

病院では、1日おきに入浴ができた。

最初はもちろんケアワーカーさんや看護師さん、または、療法士の先生らにほとんどをしていただいていた。
車椅子で浴室まで移動し、脱衣所の椅子に移動。
着替えも最初は全くできなかったので、服を脱ぐところから至れり尽くせりでやっていただいていた。
私は現在でも、服の着替えには座りながら、また、右側に衣類を広げておくスペースがないと、着替えができない。
また、入浴も、自宅の脱衣所に簡易な椅子を置いて、はいる前の準備をしている。
先記に書いたように、完全に自分ひとりで入浴できるようになることが最終目標、これが認められると、退院が近くなるひとつの目安になるのだ。
浴室はどこでも床が濡れているし、
自分自身も濡れているから、滑るリスクがとても高く、私たちにとっては、一番「危険」な場所。
滑って転んだら、それこそ大変。
 
からだが不自由なひと用に、福祉用品の「シャワーチェア」がある。
シャワーや、蛇口の前に置く椅子。
座面に
滑り止めがついていて、安定している。
そこに移動し、体を洗ってもらった。
洗髪もしかり。
洗髪は、シャンプーをつけ、ごしごし~など、自分でできることは、自分で。
そのあと、きれいに流してもらった。
 
バスタブにはいるのが一番の難所。
シャワーチェアごと移動し、ケアワーカーさんらに介助されながら、言われた通りに体を動かしていく。
すると、自然に湯船に浸かれる。
1日おき、同室のひとと一緒に入った。
とにかく気持ちよく、快適なひととき。
入浴ももちろん、少しずつ練習していく。
私の場合は、右手しか使えないので、なんとかからだが洗えるよう、ボディタオルを長めの輪にしてもらい、
それを首に通して使用。
背中や、脇が洗える。
ただ、泡のついたタオル、洗って絞るのが至難のわざ。
水道の蛇口にタオルを巻き付け、ぎゅっとすると、しぼれる。
もともともともととても不器用な私はこのタオル搾りがなかなかできず、担当のOTさんに「こんなに不器用なの、初めて見た」と笑われた。
懐かしい思い出。今はちゃんと、しっかり絞ってますよお(笑)