あこままのもやもや日記

2015年春に脳梗塞で救急搬送。原因は脳の難病である「もやもや病」であることが判明。2015年夏に右脳のバイパス手術を受けるが、後遺症で、左半身麻痺=「左片麻痺」に。絶望の淵からたちあがり、リハビリを続け、専業主婦として生活していく闘病、リハビリの記録。明石家さんまの「生きてるだけで丸儲け」が座右の銘。

参議院選挙   「れいわ新鮮組」当選者  重度障害者お二人に思う

7月21日、参議院選挙。新しい「れいわ新鮮組」という山本太郎氏率いる政党が、「特定枠」で、「重度身体障害者」の二人を擁立、当選した。山本氏は、「障害者に寄り添う社会」、「国会をバリアフリーに」と訴え、自らも100万票も獲得したにも関わらず、特定枠の2人に当選を譲る形になった。
お二人は、大きな車椅子に乗り、介護者を必要とし、障害者の「雇用」等々を変えていきたいと話している。

本当に大丈夫なんだろうか?

この話を聞いた時、正直、まっさきに感じたこと。
山本氏は、「障害者に寄り添う」立場を訴えていますが、わたしにはよく理解できません。
「健常者」と同じ土俵に上がることが、本当に、障害者の希望、必要なことなのでしょうか?このお二人が議員としてきちんと仕事ができなかった時、世論はなんというのでしょうか。「やぱり、だめだ、障害者は。」、「結局、何もできないじゃないか」と、批判するのではないでしょうか。
同じ「障害者」として思いますが、「できないことはできない」のが現実なのです。それをもわかってくれて、温かくサポートしてくれるのが、「障害者に寄り添う」ことなのです。無理に、健常者と同じことをしたいとか、できる、なんて考えてはいないものです。
自らは当選できるほどの票を集めたにも関わらず、このお二人に「当選」を譲り、国会のバリアフリー等々を実現させ、一見、ものすごく「世の中、政治の世界を変える良きひと」に見えるけれど私には「無理やり障害者を引っ張り出した偽善者」にしか見えない。


なにはともあれ、当選し、議員になったからには、「障害者だから」の言い訳は全く通用しない・・・。国のために、国民のために、真剣に頑張っていただきたい。ご本人たちも百も承知の上で立候補されたんでしょうから。

「障害者、障害者・・・」というふうに言う人こそ、「障害者差別」しているように思う。