あこままのもやもや日記

2015年春に脳梗塞で救急搬送。原因は脳の難病である「もやもや病」であることが判明。2015年夏に右脳のバイパス手術を受けるが、後遺症で、左半身麻痺=「左片麻痺」に。絶望の淵からたちあがり、リハビリを続け、専業主婦として生活していく闘病、リハビリの記録。明石家さんまの「生きてるだけで丸儲け」が座右の銘。

バリアフリーネックレス

病気前は、私なりにこぎれいにオシャレを楽しみ、アクセサリーもネックレスやイヤリング、ブレスレット、リングとつけていた。が、片麻痺になり、小さなホックやネックレスの留め具がはめられなくなり、アクセサリーを身に着けることをあきらめていた。かなり、残念で、寂しい気持ちだった。でも、見つけたのである。「バリアフリーアクセサリー」。
その名の通り、私のように片手しか使えなくても「オシャレを楽しみたいよね・・・」「着飾ると気持ちも変わるよね・・・」と、片手で簡単に身に着けられるアクセサリーを作り、販売してくださるグループ、ショップを。
で、早速購入した。何年振りだろう・・・。自分のアクセサリー。好みのネックレス。
チェーンが長く、煩わしい留め具もないので、右手一つで首からかぶれば装着完了。
いくつになっても、きれいなアクセサリーはワクワク、うきうきする。

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とっても気に入ったバリアフリーネックレス。身に着けておでかけしよ♥

洗体タオル

片麻痺」で、どうやってお風呂に入ってるの?と疑問に思う方もいるかも・・・。
もうこれは、「慣れ」で、結構、ちゃんと身体も洗えているんですよ・・・。
リハビリ病院に入院中に作業療法士さんに教わった身体を洗うための「タオル」。
写真のように、二本のタオル(?)を真ん中で縫い合わせ、輪っかにして使用。
ちょっと長めに輪っかを作り、首に輪を通して、お腹の前に出ている部分でごしごし洗うのだ。「便利」、「優れもの」。
でも、背中や、右手は、思うように洗えないので、週二回来てくれるヘルパーさんにキレイに洗ってもらう。
その辺は「毎日じゃなくてもいいわ」と、割り切らないとやってられない。
でも、ひとりで、毎日入浴し、冬は、湯船にだって浸かる。洗髪だって普通にできる。
だから、不衛生なことはなにもない。
工夫次第でなんだってできる。
不自由な身体になって、大事なのは、「工夫」と「割り切り」。
工夫次第でなんでもできるけど、健常だったころのように、同じようにはなかなかできない。仕方ない、「まあ、いいか・・・」と、割り切れる気持ちもかなり大事。
とにかく、毎日の入浴は、この「輪っかタオル」が支えてくれている。
作業療法士さんに大感謝✨

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私の大事な二代目洗体タオル♡

真剣にダイエット バターコーヒーダイエット

病気以降、体重の増加がめざましい✨
不自由な身体になって、運動ができf:id:akoichikawamama0714:20190711194300j:plainないし、
家の中での生活に限定されてる時期も長かったので、ダイエットになる行為がまるでなく、みるみる太った。


Facebookなどで紹介されてる「コンブチャクレンズ」やら、「雑穀酵素」 などなど、試せるものは全てやってみた。
が、一向に効き目なし。

リハビリの理学療法の担当者から薦められ、「白米をやめる」、代わりに食べるなら「押し麦」にしてみたが、これもなかなか。
「肥満」は、見た目だけでなく、病持ちの特に、脳の病気がある私にとって、高血圧だったり、膝への負担やらとにかく、身体にいいことはなにひとつない。
そればかりか、「病気以降の見た目」にかなり悩んでいる私にはもう、20キロ近く痩せるしかないのである(笑)。

で、またまたリハビリPTさんに薦められたのが、「コーヒーダイエット」。
特に、「バターコーヒーダイエット」。朝食をこの「バターコーヒー」だけにして、もちろん、昼食、夕食でも、糖質や炭水化物を食べすぎないように・・・というもの。
バターコーヒー・・・。「バターは太るイメージ」だったけど、「グラスフェッドバター」という牧草のみを食べた牛から作る超良質なバターを使い、MCTオイルという良質なオイルを加えて作ったものが正確な、ダイエットに適した「バターコーヒー」らしい。ただ、このバター、オイルはそこらへんのスーパーでは取り扱いがなく、はたまた高価らしく、これらを攪拌する道具も必要で・・・、すぐに作れる代物ではない・・・そこで、手軽に正確な「バターコーヒー」を飲めるために、見つけたのが写真の「ケトスリム」。通販で購入。口コミもなかなか。少しお高いけど、かつてのドリンクや酵素から比べればたいしたことはなく・・・。
早速、注文、飲んでみた。

美味しい。クリーミーで、香りも良く、まろやか。確かに「腹持ち」が良く、他の物を何も食べなくても、お昼まで空腹にならない。つまり、余計なものを食べない。
続けていけそうだ。
ダイエットが最大の課題・・・なので、心機一転、いい加減頑張ってみようと思う。
明日の朝も「バターコーヒー」。「空腹」が快適にできるよう、前向きに。
「キレイ」の第一歩。「健康」への第一歩。

痩せよう!!

リハビリ検査

f:id:akoichikawamama0714:20190702110849j:plain数か月に一度、リハビリの成果を見る「検査」がある。
どれくらい足が上がるかとか、「6分間歩行」=6分間、定められた距離を歩き、かかった時間と「疲労度」のチェック、40センチから始まり、どれくらい低い台に立ち座りできるか、直立した状態で、どれくらい前に手を延ばせるか、片足でどれくらい立てるか、一定の距離をどれくらいのスピードで歩けるか、立った姿勢から床に落ちた「物」を拾うことができるか・・、直立で左右に振り返り、後ろのセラピストの差し出す指の数がわかるか・・・などなどの検査。一定期間のリハビリでどれくらい効果、成果がでているかを調べる。
毎回、「片足立ち」がとにかくできない。右足で立ち、麻痺足の左足は1秒にも満たないわずかしか上げることができない。左足で立つことは、手すりやポールにつかまればできるが、何も支えがない状態では、麻痺足の左足片足ではいまだ立てない。
日々のお散歩のお陰で6分間歩行の「疲労度」は格段に疲れなくなったが、この「結果」を見ると、毎回、「進歩のなさ」にせつなくなるのだ。


「リハビリは目に見えて結果のでるものではない」とよく言われるが、自分でもわかってはいるが、なんだかなあ・・・と毎回感じてしまう。
でも、やめるわけにはいかない・・・。目に見えた結果や成果はなくとも、続けているからこその少しでもの「進歩」が確実にあるから・・・。
できなかったことができるようになったり、生活の中での様々な「気づき」は、確実にリハビリをしての結果だから・・・。


辞めてしまうのは簡単だけど、これ以上の劇的な「進歩」は、ないのかもしれないけど、「ほんのすこしの希望」がある以上、「片麻痺」の私はリハビリをやめられない・・・。

リハビリに出かけ、病院のスタッフやリハビリ仲間?と元気に「こんにちは!」とあいさつを交わすことは、今の私にはとってもとっても大事。
今日も笑顔で、リハビリに出かけよう!!

「半身麻痺の女の子の本」「Keep Your Smile」

f:id:akoichikawamama0714:20190620175416j:plain私と同じ「左片麻痺」の現在22の女の子がいる。同じく2015年に突然、激しい頭痛に襲われ、脳の病気がわかり、救急搬送、緊急手術をし、しばらく意識がもどらず、気づいた時には、「半身麻痺」に・・・その過程と現在に至るまでの壮絶なリハビリの模様を綴り、自費出版したのだとか。闘病記録ではなく、「同じ病気のひとのちからになりたい」と彼女は言う。
この本をひょんなことで知った私は、即購入。アマゾンですぐに届き、一気に読み終えた。
装具をつけてる姿にまず共感、リハビリの様子などを読み進み、ものすごく親近感を感じた。
若い彼女は、まず、とてもきれい。同じ片麻痺でも「コンタクト」をつけ、とってもおしゃれ。本だけでなく、ブログやインスタにも彼女の姿やリハビリの様子を載せているので、全て見てみた。
同じようなリハビリに懸命に取り組み、やる気満々でがんばる姿を見て、おばさんの私はなんだか反省もした。「私ももっともっとがんばらなきゃ・・・」と。

メールアドレスが公開されていたので、自分の事情と質問を早速メールしてみた。すぐに「返信」がきて、嬉しくなった。
彼女の動画(You Tube)で、「片手でコンタクト」を見て、ずっと思ってきた「コンタクト再開」の可能性が見えてきた。
また、おしゃれなバッグの使い方をアップしてあり、「片手でのバッグの使い方」もものすごく参考になった。そうか・・・、こういうバッグが使いやすいのね・・・とわかり、同じブランドの紹介していたバッグを探した。
今の今まで「片麻痺」を言い訳に、してこなかった、できないとあきらめていたことができることがわかって嬉しくなった。ブレスレットもネックレスもイヤリングもつけられるじゃん・・・!とわくわくした。
娘のような女の子にいろんなことをたくさん教えてもらった。もちろん、「やる気」と「努力」にも思い切り「触発」「刺激」された。

彼女のメールの返信に「半身麻痺でもいろんなことができますよ」とあった。
彼女の本から、ブログから、インスタから、私は本当に「力」と「やる気」をもらった。
まるで同じ病気でもないし、同じ半身麻痺ではないのだけれど、同じように、「装具」をつけ、リハビリを続け、不自由でも元気に笑顔いっぱいに生きているmomoちゃんにひどく感動、前向きな「光」をもらった。
できることをどんどん増やそう、思い切り笑って生きてみよう…もう一回、「キレイ」にチャレンジしなきゃ・・・と考えさせられた。

4年前の私を本気で取り戻そう!!

段差の練習

f:id:akoichikawamama0714:20190620111053j:plain私がいまだに一番苦手なのは、「段差」。
ほんのわずかの、たった5センチの段差でも、左足をあげるのに一苦労。
元気だった頃には考えられないこと。
足首が異様に硬いのと、膝が曲がらないため~、が段差が苦手な原因。
でも、最近思うのは、年配のおじいちゃまやおばあちゃまでもすいすい段差をクリアーしている姿を見ると、これは、結局、私の昔からの「運動神経の悪さ」が全てだという結論にいきつくのである。
笑える。

でも、段差をクリアーしていかないと、外歩きはもちろん、バスや電車などの公共交通もなかなか大変になってしまうから、とにかく訓練、練習の繰り返しなのである。

そこで、訪問リハビリの船リハの担当PTさんが、家の中でも段差の練習ができるよう、100均で揃えた材料で、手作り「段差練習台」を持ってきてくれた。
感謝。
ピンクの発泡スチロールを使用、裏には滑り止めも。
杖を使って上がったり降りたり。


約7、8センチの段差。
降りる時の失敗でだいぶ破損してしまったけど、これを真面目に練習するつもり。

もうすぐ丸4年

梅雨入りもし、夏本番はすぐ。
この季節、この頃になると思いだす。
そう、私がもやのバイパス手術を受けたのは丁度4年前の夏。50歳の誕生日を迎えてすぐだった。今年で手術から丸4年。短いような長かったような・・・。たった4年前、私は日々、仕事に行き、おしゃれをして、普通に暮らしていたのだ。どうやって、毎日を過ごしていたのかさえ、今では思いだせない。
あの7月末の手術で、私の生活は一瞬にして変わってしまった。

4年前の夏の終わりは、「絶望」だった。
今は、「絶望」はない・・・。当時、できなくなってしまい、絶望に満ち満ちた暮らしも、今ではなんとか普通に生活できている。右手だけ、右足だけの生活にも慣れてきた。
あの頃と変わらず、家族の食事を作り、洗濯をし、家の掃除をしている。出張が多い夫がいない日でも、ちゃんと普通に暮らしている。
あれから、どれだけのひとたちにお世話になっただろう・・・。夫、実母、二人の息子、ヘルパーさん、ケアマネさん、PTさん、OTさん・・・、脳外科のお医者様、病院の介護士の方々・・・親戚、友人・・・。どのひとひとり欠けても今の私はいなかった。今でも覚えている、リハビリ病院で担当になった娘のような年齢の理学療法士の、「辛いけど、これからは今までよりもずっとずっと強くならなきゃいけないんです・・」という言葉。
彼女のおかげで、私はいま、自分の足で立ち、自分の足で歩いている・・・。私は4年前よりも強く生きれているんだろうか??
すぐに結果の見えない「リハビリ」、爆弾を抱えたままの私の「脳」・・・ひとつひとつに思いを抱きながら、「今生きてること」に感謝し、4年前の「悪夢」をかき消せるように、これからを歩んでいきたい。



半身麻痺のひとの本を読んだ。片麻痺でも、「メイク」も、「コンタクト」も「ネイル」も「おしゃれ」もできるんだって。やらない「手」はない・・・。幸い、私は「利き手」が無事。工夫すれば、なんでもできそう・・・。
なんとなく、「こきたなく」なった私に失望している夫を見返す(?)ためにも、メイクにもネイルにもおしゃれにも復活してやる・・・!
そのためにもまずは「ダイエット」なのだ・・・。


7月末に日帰りで.「軽井沢」に行きたく思っている私。数年ぶりに避暑地をまたドライブしてみたい・・・。
それまでに、取り戻すんだ、4年前の私を、「半分」でも!!「片麻痺でもわたしはわたし」!。「Keep my smile」

麻痺で上手く笑えなくなってしまったけど、何より「笑顔」。口角あげて微笑んでみよう・・・